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自然の力の話

被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます

 この度の台風12号による被害にあわれた皆様にお見舞いを申し上げますとともに
これ以上の被害の拡大がないことを心よりお祈り申し上げます。
またこれから豪雨が予想される地域の皆様の安全を心より祈念しております。
今朝は大風一過、知多半島はすばらしい青空が広がっています。
昨夜までの天気がうそのように、何もなかったかのように乾いた心地よい風が吹いています。
台風の進路にあたる紀伊半島から内陸にかけて、甚大な被害をまねいた台風12号は
予想進路が大きく西にそれ、知多半島は雨風が強かったものの被害はほとんどありませんでした。
一方で被災地では未だ被災地にたどり着けず、
その地がどのような状態なのかわからない地域もあるようです。
春先の東北の大震災、この台風12号、続けて13号・・・、
自然災害が連続して日本列島を襲っていますが、これは自然災害と断言できるのでしょうか?
今回の台風で犠牲になった人の多くは土砂崩れによる川の氾濫に巻き込まれて亡くなっています。
川の氾濫は土砂崩れがなかったら起こらなかったかもしれません。
土砂崩れはなぜ起こったのでしょう?
山が予期せぬ大量の雨に耐えられなかったからです。
では、なぜ耐えられなかったのでしょう・・・。
山が本来の力を無くしていたからではないでしょうか?
山には広葉樹と針葉樹がバランスよく生育するのが本来です、
近年、建築材として使われる材木として針葉樹が植林され山から広葉樹が無くなりました。
広葉樹は秋に葉を落としやがて腐葉土となり山に栄養を与えます、
針葉樹は葉を落とさないためだんだん栄養がなくなり山が痩せて行くのです。
外材の流通によって需要の無くなった国産の針葉樹はやがて忘れられ、
栄養の無くなった山でひっそりと成長します。
人の手で植えた木は人の手で手入れをしなければなりませんが、需要の無い木を手入れしても
お金にならないことから手が入らず間伐もままならないままの鬱蒼とした山が生まれます。
このようにして現代の山はできあがりました。
想定外の災害と報道されていましたが、植林の歴史はまだまだ数十年です、
山が本来の生気のある山から現代の力ない山に変わってから初めての大きな災害だったのでしょう、
当然のことながら想定できるわけがありません。
力を無くした山の木々は同じように痩せ、根をしっかりはれず、根のはらない山肌は保水できなくなり
大量の雨によって崩落するのです。
本来の自然の形を変えてしまったことに起因する災害が起きた・・・、
とも考えなければならない気がします。

山が本来の山の生気を取り戻すための手助けをしなければ、
また起こるべくして起こるであろう災害を防ぐ方法は無いのではないかと思います。