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自然からの贈り物

昔はいっぱいいたっけ・・・

 玉虫の厨子・・・確か学校で歴史の時間に習った、玉虫の羽を張り付けた装飾品です。
その玉虫、最近は見なくなりましたが昔はあちこちにいっぱいたような気がします、
なかなか捕まえられず、捕まえると得意げに友達に見せたりしたのを覚えています。
玉虫はケヤキなどの木の切り株に卵を産みつけるらしく、きっと昔は木の切り株や倒木が
あちこちにあるような環境だったのでしょう。
現代において木の切り株などが身近にあるとすれば山里の一部の地域でしょう、
虫もその地域限定でないと生きていけない世の中になってしまったということです。
自然のいたずらによって光り輝く身体を手に入れた玉虫、人はこの虫を装飾に使い、『玉虫色』・・・
なんていう言葉を使ったりしているのに、この昆虫の住まいは人間によって剥奪され続けています。
その昔、平等に贈られたはずの自然からの贈り物はいつしか人間の手によって人間のためだけの
贈り物になりつつあります。でも平等でなくなったためにその贈り物は形を変え、人間に負の贈り物を
するようになったのではないかと思うのです。
このところの豪雨や土砂崩れ、今年のような耐えがたい猛暑、動物や昆虫の人間に対する攻撃・・・、
すべて自然からのしっぺ返しのような気がするのです。

この写真は愛知県の知多郡の住宅街にある株式会社 風のモデルルームのケヤキの木です。
見にくいですが玉虫が写っています。
この日は3匹の玉虫を見つけました、モデルルームは竣工してすでに5年が経ち、そのころ植えた
ケヤキも6本、大きく成長しました。
すぐわきに交通量の多い主要道路が通り、とても田舎とはいえない場所ですが、ここは木々が
たくさんあり、夏にはオニヤンマやツクツクボウシなどがやってきます。
今年はこの玉虫とカブトムシを見つけました。
自然に生かされているのは虫たちだけでなく人間も同じです。
ほんの少し、自然からの恩恵を虫たちにも返すことができたら、地球はもっと住みやすい、
昔のような良い環境に生まれ変わるのではないでしょうか?
来年また、今年出会えた昆虫たちに出会える事を期待して、
まだまだ暑い残暑を乗り越えたいと思います。
それにしても暑い!!